〜副作用が強く、2か月で治療をやめた私の選択〜ステージⅢ
私は74歳のときに直腸がんの手術を受け、その後、再発予防のために抗がん剤治療を始めました。
しかし、副作用が想像以上に強く、2か月で治療を中止する決断をしました。
この記事では、同じように悩んでいるシニアの方やご家族に向けて、私自身の体験をもとに、抗がん剤治療について感じたことを正直に書いてみたいと思います。
手術後、「念のため」とすすめられた抗がん剤治療
手術は無事に終わり、主治医からは
「がんは取り切れていますが、再発を防ぐために抗がん剤を考えましょう」
と説明を受けました。
年齢は74歳。
正直に言えば迷いはありましたが、
- 再発の不安
- 家族に心配をかけたくない気持ち
から、抗がん剤治療を受けることを選びました。
実際に始めてみて分かった「副作用のつらさ」

治療を始めてしばらくすると、体にさまざまな変化が出てきました。
- 強いだるさ、疲労感
- 食欲が落ち、体重が減る
- 何もする気が起きない
- 外出や人に会うのが億劫になる
「年齢のせいもあるのだろう」と思い、最初は我慢していました。
しかし、日常生活そのものがつらくなっていったのです。

※足裏に湿疹ができ、歩くの痛くて歩けませんでした。
「この治療を続ける意味はあるのか?」と考えた
抗がん剤治療は、再発を“ゼロ”にするものではありません。
再発リスクを「少し下げる」ための治療です。
その一方で、
- 今の生活の質が大きく下がっている
- 体力がどんどん落ちていく
そんな現実を前に、
「この治療を続ける意味は何だろう?」
と自分に問いかけるようになりました。
2か月で抗がん剤治療をやめる決断
主治医に正直に状態を伝えました。
すると
「無理をする必要はありませんよ」
「2か月でも、やらないよりは意味があります」
と言われ、心が軽くなりました。
👉 抗がん剤は途中でやめても“失敗”ではありません。
私は、
「これ以上つらい思いをしてまで延ばしたくない」
という気持ちを大切にし、治療中止を決断しました。
治療をやめてから感じたこと
抗がん剤をやめると、少しずつですが
- 食事がおいしく感じられる
- 気力が戻ってくる
- 普通の生活のありがたさを実感する
ようになりました。
「治療をやめた後悔」は、今のところありません。
むしろ、自分で納得して選んだことが心の支えになっています。
シニアの抗がん剤治療で伝えたいこと
私の体験から、特に伝えたいのはこの3つです。
① 年齢に合った治療を選んでいい
若い人と同じ治療を、同じように受ける必要はありません。
② 副作用は我慢しなくていい
「つらい」と伝えることは、決して弱さではありません。
③ やめる選択も“前向きな決断”
抗がん剤をやめること=あきらめ、ではありません。
おわりに
がん治療には「正解」はありません。
あるのは、自分が納得できる選択だけだと思います。
これから抗がん剤治療を考えている方、
副作用で悩んでいる方に、
「こんな選択をした人もいる」と伝われば幸いです。

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